明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
皆さま、年末年始はいかがお過ごしですか?
私は昨年末、学生時代の友人たちと恒例のゴルフコンペに参加しました。
私だけ散々なスコアで情けなく、来年こそはちゃんと練習しようと誓った年末でした(笑)
軽く筋肉痛の中、新年は久しぶりに福岡の実家で迎えました。
紅白を観たり、お雑煮を作ったり、まったりとしたお正月を過ごしています。
今日はちょっとおでかけ!
ずっと気になっていた福岡市美術館のモネ展に行ってきました。
光の画家と呼ばれるクロード・モネ。
私はモネの「睡蓮」が大好きなのですが、今日は私が大好きなモネの「睡蓮」が楽しめる、2つの美術館を紹介したいと思います。
一番のお気に入りの美術館は、パリのオランジュリー美術館です。
Musee de l’Orangerie オランジュリー美術館
(出典:http://paris.navi.com/miru/91)
オランジュリー美術館はパリのチュルリー公園内に建設された印象派・ポスト印象派の美術館で、小ぶりな美術館ではありますが、観光客にはもちろん、フランス人にもとても人気がある美術館だそうです。
見どころはクロード・モネの「睡蓮」の部屋です。
天井からは自然光が降り注ぐ真っ白な大広間に、横長の「睡蓮」が4作展示されています。中央にあるイスに腰を掛けて何時間でも眺めていられる空間。パリではルーブル美術館をはじめ、たくさんの美術館に行きましたが、一番感動した、一番好きな美術館がここです。
(出典:http://content.time.com/time/travel/cityguide/article/0,31489,1937013_1936990_1936849,00.html)
もう1つ、モネの「睡蓮」が楽しめる美術館が直島にある「地中美術館」です。
香川県の北に位置する瀬戸内海上に浮かぶアートの島「直島」は島の至る所にアートがあることで有名な島です。昨年の秋に、友人たちと行きました。「地中美術館」はその名の通り、瀬戸内の美しい景観を損なわないよう、建物の大半が地下に埋設された美術館で、安藤忠雄氏が設計しました。
(出典:http://benesse-artsite.jp/art/chichu.html)
館内には、クロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアの作品が展示されています。美術館は地下にありますが、自然光が降り注ぎ、光や天候によって一日、四季を通して作品や空間の表情が変わり、建物全体が芸術作品であるような、とても素敵な美術館です。
モネの「睡蓮」が5作展示されている部屋はパリのオランジュリー美術館同様、四方に大作の「睡蓮」が飾られおり、何時間でも眺めていられる空間です。
地中美術館にはモネが自ら造園したジヴェルニーの庭に植えていたとされる植物をベースに、約200種類の草花や樹木から構成された庭園「地中の庭」があります。
モネが晩年に好んで描いた睡蓮をはじめ、柳やアイリスなどが楽しめる庭なのですが、
私の写真ではお庭の良さが伝わりきれないので、地中美術館のホームページの写真をどうぞ。
(出典:http://benesse-artsite.jp/art/chichu.html)
まさにモネの絵そのもののようなお庭です。
福岡市美術館にも、「睡蓮」をはじめ、柳やアイリスなどの作品が多数あり、この庭を思い出しました。
クロード・モネ 《睡蓮》
1903年 油彩、カンヴァス 73×92cm
Musee Marmottan Monet, Paris c Bridgeman-Giraudon
http://monet-fukuoka.jp
今回の福岡市美術館の展示は「睡蓮」はもちろんですが、モネが10代の時に評価されていたカリカチュア(風刺画)や、家族の肖像画や風景画などがとても印象的で、特に晩年の作品の色使いと力強さに目を奪われました。
クロード・モネ 《バラの小道、ジヴェルニー》
1920-22年 油彩、カンヴァス 89×100cm
Musee Marmottan Monet, Paris c Bridgeman-Giraudon
絵画は四角いキャンバスの中で表現する点で、私が作るプリザーブドフラワーのフォトフレームを作る時の色使いやバランス、作品の写真を撮る構図などの参考になり、とても勉強になります。
新年早々、素晴らしい絵画にパワーをたくさんもらってきましたので、今年も1年頑張れそうです!
頑張りつつも、モネ展の最後に飾られていた田辺誠一画伯のモネの絵のように、のんびりした時間もしっかり確保して、あまり気負いしすぎない1年にしたいと思います(笑)
福岡市美術館のモネ展は2月21日までやっていますので、皆さんもぜひ行ってみてください。